投稿者 gbapringles | 2014年1月30日

劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』感想 春香と可奈とヌルヌルと

(公開初日に観た後、翌日あたりに書きました。2周目3週目あたりになってもうちょっと読みやすいのを、勘違いを修正したのを長々と書こうと決意したまま。。。ですがちゃんと書きますよ)

この先、映画の内容をドドンとネタバレしてます。
まだ観てない方は読むのを控えるか、バレを覚悟してから読んでください。

新宿バルト9 アイドルマスター巨大広告1

平凡な感想でしょうが、どこが印象に残ったかといえば一番はやっぱり後半からの、物語が解決に向かって動いくあたりです。

■可奈ちゃんのあのシーン
連絡がとれなくなった可奈ちゃんを土手で見つけた春香たちだけど、彼女が目深に被ってた自分のフードを上げて太ってしまった姿を晒しつつ、これじゃステージに上がれないと告白するシーンは観ていていろんな気持ちがこみ上げてきました。
「ぷっ、デブ?」という嘲笑も正直あり。
そして何より彼女たちアイドルは商品でありファンが要求する水準に達しなければ即座に必要とされなくなる可能性があるという、過酷な現実と少女の悩みが生々しく描写されていました。

「私たちは女を売っている」「俺は女を売っている」という、ゲームの初代アイドルマスターから受け継がれるアイデンティティをこの場面でズドンと胸に突き立てられました。
プロデューサーさんは女衒ですよ、女衒!
ややふくよかになった可奈ちゃんに戻ってこいと声をかける春香さんを見たときは「え!もうライブまで時間ないんでしょ?どう解決するの?脂肪吸引?プロデューサーはYES!高須クリニックをスポンサーに取ってくればいいの?生々しすぎる」なんて言葉が頭のなかをぐるぐる回りましたが意外と時間に余裕があったようで無事ダイエットとダンス練習に成功してよかったっす。

■ちょこっとアイカツ!
ちなみに2013年1月にTV放送されたアイカツ!第13話では熱血友情アイドルアニメの主人公・星宮いちごちゃんがいきなり正月太りして登場するという衝撃の回でした。アイカツ!はバンダイナムコが送る女児向けアニメ・ゲームだけどアイドルマスターなどの先行作品を参考にして上手に仕上げられた名作で楽曲制作や声優などもアイマスと被ってたりしますが、こんどはアイマス側も刺激をうけたのかもなと感じました。

MOVIX亀有 劇場版THE IDOLM@STER MOVIE 亜美真美

■春香の成長
えーと少し巻き戻しまして、物語が解決に向かって動き出す端からです。
雨降りのシーンは続くけど、鉛色がかった青い空気の中、水たまりを蹴りつけて元気に走り回るアイドルたち。跳ね上がってオーロラのように踊る水しぶき。伊織たちの長い髪がなびく。あー芸術っぽいと、まぶたが上がるわたし。
居なくなった可奈ちゃんを探すためだけに多忙なはずの全アイドルを引き連れたところが春香の、また765Pro全員のTVアニメ版からの大きな成長だと思いました。TV版ではみんなで一緒に練習しようと働きかけるも多忙な全員のスケジュールが合わなかったところで諦め一人でたそがれてた春香は、それに気づいたみんなの呼びかけで完全復活できました。それを経て劇場版では、自分だけで悩むのではなく皆を頼って信頼して、みんなの貴重な時間を費やしても可奈ちゃんというひとりの仲間を呼び戻すのがチームにとっての第一だと決断し協力を要請できるまでにたくましくなりました。

■ちょっと美希の話を挿入
この決断以前の、ダンス練習中に行ったミーティングでは新人ダンサー勢の反発にあって困惑してましたけどね。そこで美希が春香のことをちょっと不思議そうに黙って見つめていたのは、このころから春香の気持ちの行き着く先がわかってて、その結論をさっさと押し通せばいいのにと思ってたんでしょうね。可奈ちゃんを確保してアリーナにたどり着いたあとは春香を指してでしょう、「臆病なの」と言ってましたし。
このへんは美希の成長なのかな。
TVアニメのころの美希は春香との舞台出演について、今回の志保のように個人が大切と言ってました。その気持は変わらないかもしれないけど春香の思いを受けいれる余裕はできたんでしょう。ああトイレのシーンをもうちょっと思い出したいな。

■ちょっと私
あと私、そのダンス練習のミーティングで春香が反発くらってるときは「俺に三択おさせろおおおお!何でスクリーン上にゲームみたく青黄赤のボタンが出ねーんだよ叩くぞコラ」と激昂してしまった浅はかなPでした。劇中の赤羽根Pは春香たちなら乗り越えられるという確信があったから任せてたんでしょうしアメリカ行きも決断できたんでしょう。そこまでPもアイドルも成長して信頼しあってたんでしょうね、うう。

アイマス2コミュ

■夕焼けから輝きの向こう側へ
土手で見つけた可奈をアリーナ会場に連れて行って本音というか心残りを引き出すことに成功し、彼女らと別れて帰る765Pro勢。川の向こうの山かげに沈もうとするきれいな夕焼けをサイリウムの光の海に例えながら、いい表情で眺めます。
対比として、逃げ場のない橋の上で追い詰められた可奈ちゃんの容姿から売り物としてのアイドルという厳しい立場を生々しく見せつけた後にアリーナでの告白合戦を挟んでのこの、川と山の向こうでキラキラ輝くステージに思いを馳せる彼女たちと彼。この描写が心に染みました。アイドルの表と裏、厳しい評価をくぐり抜けたからこそ立てるステージの輝き、その中毒性など。

というわけで苦悩と輝きの繰り返しこそがアイドルかな、輝きの向こう側とはまた苦悩や努力なんじゃないかと思いました。
一瞬の輝きだけがアイドルじゃないというのが、作中で裏と表を描くことで人気を博し、更になんども生みの苦しみを乗り越えてきたアイドルマスターが表している最たるものだと感じました。
だからこれは新しいようでいて伝統を表したネーミングだな。何回も輝きの向こう側に行ったよなーと。

秋葉原とらのあな店頭 M@ASTERPIECE

■ヌルヌルお菓子拾いのシーン
体育館横の水道の蛇口で春香がタオルを濡らしていると可奈のつぶやきのような歌声が聞こえてきた。春香が可奈ちゃんと声をかけると、驚いた可奈がお菓子を地面にぶちまける。それを拾い集めてわたす春香。

以上のシーンの作画枚数がとても多いようで、微妙な腕の傾きまでヌルヌルと動いていたためにTwitterでは「ネタバレじゃないけどあのヌルヌルなんなのw 重要なシーンなの?」と話題になっていました。

はい重要だと思います。
まずこの表現の異質さから、このシーンこそが監督が急遽加えた2分間じゃないのかなと思います。後半の軸となる春香と可奈を象徴するような交流の場面をより印象付けるため、こういう表現にしたんだろうと。
物語を進めるためだけなら、ストーリー後半の可奈発見へ至る流れに不可欠なキーワードはこの直後の、階段に二人ならんで腰掛けながらする会話に詰まっています。「失踪につながるダンスの悩み」「過食につながるお菓子好き」「可奈発見につながる土手でのストレス発散方法」です。これに加えて、のちの食事シーンの後で可奈が春香に対する憧れを告白しサインをねだる部分、以上で十分とも思えます。
だから監督にも葛藤が生まれて、カットしたけど最終的に追加したのかなあと。

でも、劇中後半で砕け散ってしまった可奈のアイドルを目指す気持ちと、それを春香自らが仲間全員を引き連れて探して回ったこと、このことを劇場を後にした私たちが思い返してみると、二人の初めての個人的な触れ合いのシーンにリンクしていたっていうのは綺麗だと思うんです。
だから、可奈がこぼしたお菓子を自分の手でひとつひとつ丁寧に拾い上げて渡してあげた春香という、映画のメインストーリーを象徴するような二人の交流を、本来何気ない1シーンのはずなのに印象的に差し込んだのではないでしょうか。
(初日の夕食で話してたとは思うけど、あれは春香雪歩と新人全体という関係性だと受けとめています)

またアイドルを、アニメのキャラクターを、生々しい人間として見せることにもなっていると思います。
以上、ひとまず。

TOHOシネマズ錦糸町 仁後真耶子サイン 高槻やよいPOP

おまけ
(書いてて「うーん重箱の隅かな」とか「いまいち覚えてないなー」と思ったので後ろにもってきました)

■アリーナでの決断
連れ戻しに行ったんだから当然、可奈に対してアイドルに戻る気持ちはないのか、みんなと一緒にこのステージから観衆で埋まった客席を見たくないのかと尋ねる春香ですが、これは正しかったんでしょうか。
合宿から引きずっていただろうダンスへの苦手意識をミニライブでの転倒でより増幅させ、それをゴシップ誌に叩かれ、体重増に悩んだことで音信不通となった結果、圧倒的な練習不足までのしかかっている負の連鎖の状態だったなら、替えのきくダンサー役について難しい挑戦をつづけて完全に自信を潰してしまうリスクを避け、将来を考えてハードルが低くて期限に余裕が有る新しい目標を設定してあげたほうがいいように思います。
ただし既に矢吹可奈アリーナライブ出演ということを表に出しているのなら、あえてスタメンで使い続けるのもわかります。
なのでアイドルスクールに通う生徒たちをダンサーに起用したという設定よりも、765Proがおくる新人アイドルユニットがダンサーを務めることになった、としてあった方が個人的にはしっくりきました。

まーそれは練習再開後の様子を確認してから判断すればいいことかな。目標体重とか最終ダンス審査とかあったかもしれません。たとえそこで落ちても、舞台裏でお水を渡す係などで奮闘してたかもしれません(ENDロールでは練習後に志保が可奈にお水を渡してましたね)。肝心なのはアリーナライブ出演を果たすことだけじゃなくてアイドルを続けることでしたね。

新宿バルト9 アイドルマスター巨大広告 春香 千早 響 やよい

■律子
TVアニメでは仕方なく、といった様子でステージに復帰していた律子ですが、劇場版では自身の複雑な立場と心情を素直に見つめられるようになったのか、請われる形にはなりますが仕事上とくに必要ないのに合宿の締めくくりとしてみんなと一緒に通しで『GO MY WAY!!』を踊っていました。
ゲーム版での律子は元々プロデューサー志望だったので厳密には違うかもしれませんが、いろんな理由で夢を諦めることになった人は多くいるわけで、そんな人の焼けぼっくいに火を点けるようなことをするわけですよコイツラは!ええー?!
裏設定として頻繁に表舞台には立てない理由でもあるんでしょうか。765Proに赤羽根Pがやってくる前から現在までずっと人数不足な様子の裏方事情などを考えてしまいます。

そんな律子が屋上でプロデューサーとふたりきりのときに「今回は、(予告PVと違って一呼吸置く)プロデューサーに徹するって決めたんですから」と語るシーンではしゃがみこんで俯いてたのも意味深でした。何と葛藤してるんでしょう。今回はって言うから今後自身のアイドル復帰を検討してるのかと思ったらENDロールでは真美やよい響の新ユニットを提案してますしね。あと何でPのチンコにパンチしたんでしょう。この前のプレイが物足りなかったんでしょうか?いやカニ歩きのようにゆっくりと大きな一歩で近寄った律子とPはまだ出来ていないと思います。

■小鳥
日本に残すことになるアイドルたちに後ろ髪ひかれる思いを語るPに対して「私だって寂しいんですからね」
わー告白だー!でもPが「え、それって…」と気付くことなく「スミマセン!~」で潰してしまったせいでそれ以上は告げられず、即座に笑って話すことでウヤムヤにする小鳥さん。うーん細かいセリフを覚えてないのでもう書けないです。

でも、このシーンで「このあと滅茶苦茶セックスした」って思い浮かべましたよね?ならイラストを描いてくださいお願いしますm(__)m

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【1/31追記】
伊織、いおりん。
予告PVで大論争を巻き起こした、というのは言いすぎですが、あれは透けブラなのか水着なのか!の決着ですよ。
いおりんの透けブラ
…結論はつかず。公式きたない。
1回目に観た時は海水浴のシーンで発見できず、2回目は体力なくてぐったりしてたので忘れてました。んで日を開けて3回目、疲労困憊でお腹も痛くなったけど確認しました。
居ない。海のシーンに出てこない。
でも透けブラを2度見してしまったPに対して「変態大人!」を繰り出したので、伊織はよっぽど恥ずかしかったんでしょう。
よってこれは透けブラに間違いないと結論付けます。
AX

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